6月の荻窪は夜だった。じっとり重たい空気にパラパラと軽い雨が混じるのが肌に伝わってくる。ちょうど中学生の頃、『透けブラに期待!』とか言っていた時ような蒸し暑い夜だった。


とにかくお腹が空いていた。僕は活気の溢れる商店街を横目にほんの少し歩幅を大きくして東を目指した。

小豚(850円)
ヤサイ•アブラ
+玉子(50円)

異様に巨大でくたびれた黄色い看板に興味が湧き入ってみた・・・


モン・サン・ミッシェルはちょうど満潮時だった。数百年に及ぶ歳月で老朽化したのだろうか。脂はもちろん豚も野菜もホロホロと崩れた。


アルプス山脈の名峰モンブラン。撮影を忘れたためスイーツのほうの画像で代用させていただくが、荻窪の二郎に来れば想像力次第でフランス旅行が出来るのだ。


食べ終わってふと気がつくとそこは蒸し暑い杉並区だった。僕は透けブラを期待しながらトボトボと帰路についた。